本日、仕事をやめてきました。前編

今回は完全な私事(わたくしごと)です。

ですが、こちらのブログでは、読んで頂いているみなさまに対し、重ね重ね、「前進しよう!挑戦しよう!」ということをお伝えしてきていたので、僕自身も、前進なのか?挑戦なのか?わかりませんが、

先が何一つ決まっていない状態で現在勤めている会社を退職してきましたので、今回前編では、退職に至った経緯を中心に、お伝えしていこうと思います。

退職までの経緯

現在勤めさせて頂いている会社は、東京都から大分県に移住する際、移住後に勤める会社を事前にリサーチしたうえで、「こちらの会社で勉強してみたい!」と思った会社で、社長がSNSをやっていたので、そちらに直接気持ちを伝えて、大分移住と同じタイミングで雇用させて頂きました。

東京都から大分県に移住してきたのが、2020年の7月下旬であったので、きりよく2020年の8月1日から会社に籍を置かせて頂きました。

このコロナ渦で大変な時期で、ひとに困っていなかったのにも関わらず、雇用して頂いた社長には本当に感謝しかありません。仕事にまっすぐで、誠実で温かい人柄の社長でした。そんな社長の元に集まっているスタッフも、みんないいひとたちばかりでした。とても良い環境だな。そう感じていました。

ですが、僕は本日、会社をやめてきました。

僕が退職した、その理由は、妻が自律神経失調症にかかってしまったからです。

自律神経失調症

自律神経失調症とは、特に原因が思い当たらないのに様々な症状が現れてしまうことをいうらしいです。

慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、等

精神的な影響としては

イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気の低下、憂鬱、感情の起伏が激しい、焦り、等

症状はいろいろ現れます。

おそらく原因は、生まれ育った場所の東京から、僕の勝手で、知り合いが誰もいない、右も左もわからない田舎に移住し、育児の大変さや孤独感など、いろいろな要因が重なってしまった結果、自律神経失調症になってしまったんだと思います。

妻は、自分で自身の心身の異常に気付き、心療内科に通い、そこでお医者さんから、自律神経失調症という病名を告げられました。

そして、この病気は、薬で完治するものではなく、完治させるには、環境を改善させるしかないとのことでした。妻自身も、

・感情の起伏が激しい、ゆううつな状態が続く

・週1回のペースで40℃前後の高熱がでてしまう

・なにもしていない時に突然涙があふれ、止まらなくなる

といった症状が現れており、妻自身でも「もう無理だ」と感じてしまうほど心身の限界を感じていました。

そんな妻を横でみていて、僕もできることは協力していこうと考えていましたし、実際に協力していましたが、どうしても仕事柄、昼過ぎから深夜にかけての時間が勤務時間に当たるため、妻が一番協力してほしい、育児の大変な時間帯に協力できない状態が続いていました。

また、娘自身も育児が一番大変な時期で

・あとおいが非常に強く、起きているときは執拗にだっこを求めてくる

・睡眠が浅く、2時間ごとに起きてしまう

・不安感からか、隣にいないと敏感に察知してすぐに起きてしまう

・起きると激しく泣き叫ぶ

結果的に、ほぼ毎日、寝ても覚めても離れられない状態が続いてしまい、助けを借りられる環境でもなかったため、妻の心身が限界信号を出してしまったんだと思います。

妻が「環境を変えるしか改善できない病気にかかっている状態」となってしまい、

それでも僕はこのまま仕事を続けるべきか、退職するべきか、

少し考えましたが、答えは簡単にでてきました。

「豊かさ」とは「自身の環境や状況に感謝できている心の状態」である

この言葉は、作家の本田健さんが著書などでよく伝えられている言葉ですが、僕もこの言葉に同意しています。

そしてこの言葉を僕自身の心の豊かさの基準で考えるならば、この仕事を続けるべきなのかどうかの決断は、悩むべきことではありませんでした。

僕は人生に関しては、まずざっくりと3年~5年の中期的な行動計画を立てて、なるべく頭で想定してから判断や行動を行うことで、不安を最小限にしたい臆病な人間なので、計画が狂うと軌道修正に時間もかかるし、不安も大きくなります。

それでもいいから、なるべくはやく、会社をやめよう。と決心しました。

ただ一点だけ、

僕の情熱を買って頂いた社長に対しては、恩返しどころか、期待を裏切るような行為をしてしまったので、その一点だけは本当に心苦しかったです。本当に申し訳なく思っています。

今後は、会社の外に出た身になりますが、外からどんな形でお役に立てるのだろうか?ということを考えています。

僕は、頂いた恩は絶対に忘れません。

意識している限り、ご縁自体は繋がっていくと思っているので、どんな形になるかはわかりませんが、恩返しはしていきたいと考えています。

少し長くなってしまったので、前編はここまでにします。

会社を退職するときの気持ちや不安感、そして今の気持ちや妻のその後の容態などは後編にして、また後日書きます。

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