心の火を灯す

昔勤めていた会社で、

尊敬している社長がよく仰ってくれていた言葉で、

印象に残っているお話があるので、こちらのブログでご紹介させて頂きたいと思います。

ひとには大きく3種類のタイプに分けられる

その社長が仰るには、ひとには大きく、

・自然性

・他然性

・不燃性

という3種類のタイプが存在しているといいます。

物には自然性、可燃性、不燃性、のものがあるように、

人間のタイプにも似たような性質のタイプがあるということです。

当時は存じ上げませんでしたが、

起業家の稲森和夫さんが

著書などで多く伝えられている言葉としても有名ですね。

この三種類のタイプを簡単に説明していきます。

自然性タイプ

経営者に多いタイプですが、誰に何を言われなくても、自ら情熱を持ち続けることが出来、高い目的意識と目標をもって、日々成長に向けて行動できるひとのことです。数は非常に少なく、全体の一割か二割程度と言われています。

他然性タイプ

他然性タイプは、外的要因に左右されます。つまり、周囲に自然性タイプの高い志を持ったひとの影響を受けたり、「このひとには負けたくないな」というライバルの存在が、心に火を灯す燃料となっています。ちなみに、ほとんどのひとがこの「他然性タイプ」といわれています。(僕自身も他然性です)

不燃性タイプ

自分自身では心に火を灯せず、周囲のひとの影響もほぼ受けないタイプです。まわりが、どれだけ必死に火を灯そうとしても、なかなか難しいタイプであり、さらには逆に、他人の火を消してしまうような「エネルギーバンパイア」も存在するので注意が必要です。

自然性タイプの役割は、ひとの心に火を灯す

当時、社長はよく、

「たくさんのひとの心の火を、僕が灯しにいく」

「それが社長としての僕の役割だ」

と仰っていました。

『本当に、ものがちがう人間なんだな~。。』

と、尊敬してみていましたし、

実際カリスマ的な方だったので、名前を読んで頂けたり、自分の業績を褒めて頂けたりするだけで、

「名前を憶えてくれているんだ!感動!」

「ちゃんと数字を把握してくれている!頑張った甲斐があった!」

と、本当にうれしかったですし、いまでも心に印象深く残っています。

僕はその会社を卒業して独立しましたが、いまでも素晴らしい会社であったと心から思っています。

ただ僕自身は自然性タイプの人間ではないので、今度は他然性タイプの人間をもう少し見ていきましょう。

外部要因で心に火を灯せるのなら、火を灯すアクションは自分で起こせる

他然性タイプは自分自身では心に火を灯せません。

また、他人や環境などの外部要因で火が灯るので、

その火は不安定であり、一定でもありません。

ぶわっと燃え広がったかと思えば、次の日になると風前の灯火のような小さな火になっていることもあります。

では、他然性タイプは、心の火をどのように継続していけばいいのか。

もし、最近なんだか燃えないな~と感じているのであれば、それは、人間関係を改善するチャンスかもしれません。

「退屈」とは「平和」なことでもある

なにも現状の人間関係を抜本的に変えることだけが改善ではありません。それでは刺激が強すぎるし、なによりも、「退屈」するほど現在の環境が「平和」であるともいえるからです。

だから、それほど親しくなくても、自分よりも少しだけ上をいっているな~と思う人や、最近がんばっているよな~、と思えるひとに、勇気をだして会いに行ってみることをおすすめします。

僕自身、とても人見知りで、出来れば親しいコミュニティだけで完結したいなと思っているタイプですが、それでも「心の火が弱ってきているな」と感じたら、連絡先を知っているだけのひとでも、会ってみたいと思ったら、勇気をだして連絡してみて、アポをとってお話を伺いに会いに行ったりもしていました。

一度そういった方々に会って、刺激を頂くだけで、心の火はずいぶん強く灯って帰ってくることが出来ます。

定期的にそういった機会を設けることができれば、さらに効果的です。

他然性タイプの僕の結論としては、自分で火を灯すのは難しいと悲観なんてせず、

自分の火をコントロールできるよう、環境を上手に工夫しながら行動していきましょう。

まとめ

心の火を灯す。

自分で燃やせないならば、

会いたいと感じるひとに会ってみたり、

知らない場所に行ってみたりするだけでも、

普段の生活からは計り知れないほどの

刺激を受け取ることがある。

自分で燃やせない=行動できない

という訳ではない。

だから、行動しよう。

心の火が灯らないから、行動できないというのは、そもそも順番が間違っている。

だから、行動しよう。

心の火を、灯すために。

2 COMMENTS

take1234

わざわざコメント頂きありがとうございます!!

そのように言って頂けてとても励みになります!!

今後も読んで頂いている皆様のために、より良いものをお届けできるよう努めてまいります!!

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