【FPが解説】資産運用の失敗例と、失敗しないためのポイント【厳選3つ】

こんにちは☺ちょっぷです☺

今回は、【資産運用で失敗してしまう代表的な理由3選】と、

【運用で失敗しないためのポイントを3選】解説していきます。

それでは早速行きましょう!

どうして資産運用に失敗してしまうのか

運用初心者にかかわらず、

運用に失敗してしまう人には以下のような共通した特徴があります。

○運用のゴールが決まっていない

○値動きを必要以上に気にしてしまう

○勧められるがままに始めてしまう

それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

運用のゴールが決まっていない

『とりあえず運用を行って、預けた資産が増えればいい』という考えは、

失敗を招く可能性を高めるといえます。

なぜなら、『ゴールがない状態』で初めてしまった場合、

例えばコロナショックなどの一時的な暴落時に大きな損失を被ってしまうと、

その損失に耐えられず、『投げ売り』してしまう可能性が高くなるからですね。

ちなみに、

『ゴールがない』方は『運用ルール』も決まっていなかったりします。

例えば、

何年間は何があっても手放さない

とか、

運用の変動に一喜一憂することがないよう、

生活資金は別で用意しているから暴落時でも慌てることなく、回復するまで待てる

など、
ある程度自分の中に『マイルール』を持っていたり、

リスクに対しての備えを準備できていなければ
不足の事態に対処できない可能性が高まりますので、意識しておいたほうがいいでしょう。

値動きを必要以上に気にしてしまう

保有している運用商品の値動きを必要以上に敏感になって確認してしまう人も、

資産運用に失敗しやすいタイプといえます。

このようなタイプの場合、損失が出ていると

いてもたってもいられなくなる可能性が高く、

仮にその状態が続いてしまうと、

それこそ枕を高くして眠れなくなり

最終的には『投げ売り』『もっとリターン(リスク)の高い運用商品で補填しようとする』

といった方が多い傾向にあります。

高いリターンが得られる商品は

その分リスクも大きいことは当然で、

結果的に損失を大きくしてしまう可能性も高くなることも大いに考えられます。

また、精神衛生上もよくありません。

それこそ日常生活に支障をきたしてしまうと本末転倒ですよね。

後述しますが、

一時的な損失に惑わされることなく、時間をかけて長期的に育てていくことが、運用で失敗しないためのポイントとなります。

意外と、

引き落としを自動設定にしておいて、そのまま運用していることも忘れていた。

というくらいのスタンスのひとの方が、案外順調に資産形成できていたりします。

運用を勧められるがままに始めてしまう

筆者自身も経験がありますが、

預け先の口座にまとまった金額がある時などは、

預け先の銀行から

このまま預けてても増えないから運用しませんか?」

という電話がかかってくることがあります。

筆者自身、この電話を初めて受けたときは

「どの口で言ってんだよ(゚Д゚)」

と、正直思いましたけど、結局その時は勉強がてら話だけは聞いてみることにしたんですね。

そうすると、

普段預貯金を引き出したり、税金を納める窓口から、

別室のお部屋に招かれて、すごく丁寧に資産運用の重要性を説かれました。

筆者は結局その銀行では運用を行わず、

ネット証券を通して運用を始めましたけど

そこで誘われるがままに運用を始めてしまう方はやっぱり一定数はいらっしゃることだと思います。

ちなみに筆者は銀行で

「人気があるから」

という理由である運用商品をおすすめされたんですけど

「人気がある商品=利益が必ず出る商品」

ではないことはしっかりと認識しておきましょう。

モノによっては、分散があまり効いておらず値動きが激しかったりしますし、

仮に本当に良い商品だったとしても、

そこで発生した利益を元手に違う商品を売りつけられる(営業される)可能性だってありえます。

そう考えると、

やはり自分の『リスク許容度』や『運用スタンス』をしっかり定めてから、

それに合うような商品選びを行っていきましょう。

これは余談ですが、知識が深まった後に、

当時銀行でお勧めされていた運用商品はどうだったんだろう?

と重って確認してみたら、

意外と悪くない商品だったので、銀行や証券会社でおすすめされる運用商品も、

『全部がよくない』といった訳ではないんだなと、その時感じたことを覚えています。

ただ、やっぱり

『ひとからおすすめされたから』

という理由だけで運用を始めてしまうのは、あまりおすすめできない行為といえます。

では、今度は運用で失敗しないためのポイントを3つ解説していきましょう。

資産運用に失敗しないための3つのポイント

資産運用で失敗しないためには、どのようなポイントを押さえておくべきなのでしょうか。

結論から言うと、『長期・分散・積立投資』という『投資の大原則』を抑えてから始めるべきです。

それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。

分散投資

『分散投資』は、反転させると『集中投資』となります。

ひとつの国や会社などに集中投資するのと

たくさんの国、会社、産業に分散して投資するのは

どちらの方がリスクが低くなるでしょうか?

上記は、『リスクコントロール』という観点でみると

分散投資の方が優秀な運用方法だと判断できるでしょう。

とはいっても、

一つ選ぶだけでも大変そうなのに、たくさんの運用商品を選ぶなんて無理だよ(゚Д゚)

と、このように感じる方も多いと思いますが、

分散投資を考えられるなら、

運用上級者でもない限りは『投資信託』というカテゴリーの中から選んでみれば良いでしょう。

投資信託とは、

様々な国や産業、会社がひとまとめに入ったパック商品ですので
この中から選ぶことで簡単に分散投資ができるようになります。

ただ、投資信託でも、『中身の品揃え』や『傾向』は異なりますの
そこは注意深く確認する必要があるでしょう。

積立投資

積立投資も反転させると一括投資となります。

一括は一括でメリットがありますが、

少し上級者向けの運用法になりますので、これはまた別の記事で解説しようと思います。

ただ、投資初心者の場合であれば

『積立 or 一括』だと

どっちの方がリスクが低そうですか? という話ですね。

運用商品はスーパーで売ってる人参やタマネギとは違い、そもそもその値段が高いのか安いのか
また、今後高くなるのか安くなるのかも、判断するのは非常に難しいですよね。

ですから、一括ではなく、積立てて買っていきましょう(購入時期を分ける)

というのが、リスクを抑えて運用するためのポイントとなります。

長期投資

長期投資は時間を味方につけて長い間持っておきましょうというものです。

なお、長期投資は概ね10年以上の運用期間を指します。

運用は、短期的には上がったり下がったりを繰り返しますが、

長期間で切り取ってみると右肩上がりで成長を続けているファンドも多く存在しますので、

時間を味方につけて、

長期的には経済成長と同様に右肩上がりを続ける商品を保有し続けることで

負けない確率を高めることができるといえます。

運用は余剰資金で行う

今回は、資産運用の失敗例と、資産運用の大原則やポイントを解説しました。

運用の大原則(長期・分散・積立投資)を意識して、

マイルールを守りながら、目的に達するまで投げ売りせず運用を続ける。

これが最も大切と言えるのかもしれませんね。

最後に、運用は余剰資金で行うことも忘れてはなりません。

生活資金を資産運用に充てる人がいますが、それは絶対にやってはいけないことです。
万が一のことがあった場合に対応できるよう、『生活防衛資金』を確保しておいて、
残った資金(余剰資金)を運用に充てましょう。

それでは、素敵な投資ライフを!おしまい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA