【外貨建て保険】解約返戻金が想定通り受け取れない?【市場価格調整】について理解しておこう

こんにちは☺ちょっぷです☺

今回は外貨建て保険に適用されることが多い

市場価格調整という仕組みについて解説します。

この市場価格調整という仕組みは外貨建て保険などで利用されていますが

保険に加入される90%以上の方は、その仕組みをほぼ理解されることなく加入されています。

しかし、解約したときに戻ってくるお金の額に、ものすごく大きな影響を与えてしまう仕組みになっていますので、

今一度しっかりと理解をしておきましょう。

この記事は以下の方の参考になると思います☺

①外貨建て保険に加入されている方

②解約返戻金のある保険に加入されている方

③市場価格調整について詳しく知りたい方

ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しいです。

それでは早速行きましょう。

解約返戻金と市場価格調整

掛け捨てではないタイプの保険の場合、

その保険を解約したときには、これまで払ってきたお金の一部が返ってくることがあります。

これを【解約返戻金】と呼びますが、

市場価格調整が適用される保険に関しては

この解約返戻金が市場金利の変動によって

増えたり、減ったりすることがあります。

この増えたり減ったりしてしまう影響のことを【市場価格調整】と呼ぶんですね。

なぜ増える(減る)のか?市場価格調整の落とし穴

そうです。増えるだけでなく、減ることもあるんです。

だから注意が必要なんです。

では外貨建て保険で受ける金利変動の理由について詳しく見ていきましょう。

外貨建て保険では、一般的に米ドル豪ドルかで選択するものが多いんですけど、

米ドルっていうのはアメリカの国債など

豪ドルっていうのはオーストラリアの国債など

主にその通貨の国の債権で運用しています。

そして、この保険が解約される場合、解約返戻金は運用していた国債などの債権を売却して返戻金とするんですね。

ここからは少し難しい話になるんですけど

債権を売却するときの価格っていうのは

その時の市場金利によって影響を受けることになります。

つまり、保険契約時から市場金利が変動していた場合、債権の価格も変動することになるのです。

かいつまんでしまうと、

債権価格の変動を解約返戻金に反映させる仕組みが市場価格調整いうことなんですね。

なぜ債券価格の変動が解約返戻金に影響を与えるのか?

しかしそもそも、

なぜ債権の価格は市場金利の影響を受けるんでしょうか?

例えば、金利3%の債権を保有しているときに、市場金利が上がって金利5%の債権が市場で売られているとします

 

そのとき、保有している金利3%の債権を売却しようとしても、ぶっちゃけ買い手はいませんよね。

だって、市場には5%の債権も売られていますから。

 

そうすると、3%の債権は、価値が低くなり、値段は安くなってしまいます。

 

一方、同じように金利3%の債権を保有していて、今度は市場の金利が下がって1%の債権しか出回っていないとき

3%の債権は誰もが欲しがりますよね。

 

そうなると、3%の債権の価値は上がり、値段も高くなります。

市場金利は需要と供給によって大きく変化する

このように市場金利が変動することで

需要と供給、つまり売り手と買い手に大きな影響が与えられるため

債権価格が大きく変わってしまうということになります。

したがって、解約時の市場金利が契約時よりも上がっている場合には、解約返戻金は少なくなってしまい

市場金利が契約時より下がってしまっている場合には解約返戻金は多くなるということになります。

ちなみに、市場価格調整は解約時にその影響を受けますが、契約中はその影響を受けないことも併せて覚えておきましょう。

市場価格調整を理解しておくことなく、加入した保険の解約返戻金額だけを確認しておくと、

思っていた金額と違う!

となってしまう可能性が非常に高くなりますので、外貨建て保険を検討される際はしっかりと理解しておきましょう。おしまい。

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