移住のメリット・デメリット3選

コロナウイルスの影響もあり、これまでの働き方が、抜本的に変化してきています。

リモートワークが進むことにより、出社する必要性もなくなっている会社も続出し始め、

「コロナ移住」という言葉まで出てくるようになりました。

生活様式の変化に伴い、より一層移住が注目されたこともあり、地方自治体も移住者獲得に向け、今後更にPRに力をいれていくでしょうし、「田舎」や「移住」に対しての「憧れ」や「メリット」を感じることも多くなるかもしれません。

僕自身も田舎に移住し始めてから半年が経過しましたが、それまでは8年以上東京に住んでいました。

本記事は、「地方」へ「移住」を考えている方に向けて

実際に移住し生活していく中で感じた、メリットとデメリットを

それぞれ3つずつご紹介していこうと思います。

※今回は「地方は自然が多い」など、前提的なものは省いています。

地方暮らし(移住)のメリット・デメリット

メリット3選

①大手ECサイト(Amazonや楽天市場)の宅配インフラは東京と同水準

②総じて賃料が安い

③基本的にドア・ツー・ドアである

デメリット3選

①「外食」は東京(都会)よりも平均的に少し高め

②テレビの放送番組が少ない

③平均的な給与水準が低い

まず、メリットからみていきましょう

大手ECサイト(Amazonや楽天市場)の宅配インフラは東京と同水準

・地方や田舎に住んだら、Amazonや楽天は同じように配達してくれるのか?

・送料は別途発生したりするのか?

・東京(都会)に住んでいた頃に比べて、届くまでの時間に差は生じてしまうのか?

これは僕が移住する前に実際に抱えていた不安でしたが、

答えとしては、「全然問題ない」といえます。

離島(例えば沖縄県)でもなければ、基本的には東京と「同じ金額」で「同じ速度」で手元に届きます。

逆にいえば、通販を利用し、手元に届くまでに時間がかかるものは、東京でも同じように時間がかかります。

改めてジャパンクオリティは素晴らしい。

総じて賃料が安い

移住先でも、地域によって賃料相場が違うので、どこに住むかで多少ぶれはありますが、

それでも総じて安いといえます。

大体3万円~4万円以上は差が生じてくると思います。

東京を離れ、埼玉などに住む場合は家賃もぐっと安くなりますが、それでも地方の方が圧倒的に安いところは多い印象です。

需給バランスなので仕方ないかもしれませんが

個人的には、地方が安いというよりは、東京が高すぎると思っています。

ドア・ツー・ドア

地方はマイカー文化です。逆にいえば移住する場合、マイカーを持つのか、持たないのかは、きちんと考えなければいけない側面となります。(ちなみに僕は所有していません)

そしてマイカーを所有すると、公共交通機関とはほぼ無縁の生活となります。

したがって、目的地までドア・ツー・ドアでいけることになります。

東京(地方)では、目的地により、バスを使ったり、電車を使ったり、2つ3つ乗り換えたり、バスも電車も使い変えたりしなければいけないケースもあるので、

地方だと当たり前のこの感覚も、東京(都会)暮らしが長いひとには、とても憧れに感じる部分かと思います。

メリット3選は以上。

次章から、デメリットをみていきましょう。

「外食」は平均的に少し高めの傾向

東京に比べると、どうしても地方の方が選択肢は少なくなります。

例えば東京だと、それぞれの予算に応じて、需要を満たしてくれるお店はたくさんあります。

(その分上限もないので東京は高いと思われがちだが、これは違う)

需給バランスの問題で、都会の方が地方と比べてマーケットが大きいため、出店戦略を持った企業ほど、都会で勝負しようとする。

そして都会でしっかりとした地盤を確保し、さらに全国展開などをしようと考える企業が、地方にも進出してくるといった流れが主なので、

地方に資金力を持った大手チェーン店が流れてくることは、そもそも遅いし少ない。

したがって、自然と地方では、その地に根を張った個人店が多くなる為、

価格も競合が起きにくく、全体として、個人店でも儲かるような、少し高めの価格に設定できているということである。

はっきりいって、「外食」は地方の方が高い。

テレビの放送番組が少ない

僕は基本的にテレビを見ないので、なんにも思わないですが、

東京育ちの妻は、この変化を一番嘆いています。

地方は厳選された、3~4チャンネルしか放送されていない。

ちなみに日本人はテレビが大好きで、

1日にテレビを見る時間は、平日が28%、休日が35%と、ともに180分以上が最多となっている。

平日は4人に1人、休日は3人に1人が、テレビにかじりついているということである。

(個人的に、その時間を少しでも読書に回せばいいのにと思っているのは内緒にしておこう)

東京(都会)の「当たり前」が移住により消え去る最も顕著なのは、

もしかしたら、テレビ番組の数なのかもしれない。

平均的な給与水準が低い

日本人の平均年収は436万円、

東京都の平均年収は615万円、

僕の住んでいる大分県の平均年収は305万円。

(深堀すると膨大な文字量になるので簡単な数字だけ)

地方は仕事がないとよく言われますが、そんなことはないと感じています。

しかし、給与水準が低いのは事実といえます。

この結果は、多くのひとにはデメリットですが、一部のひとにはメリットにもなります。

「地方で都会並の売上を上げることが、一番儲かる方程式」

よく言われる言葉ですが、この給与の差を上手に活かすことができれば、メリットに繋がるからです。

良いか悪いかを決めるのは自身の前提

いかがでしたでしょうか?

都会も地方もそれぞれに良い側面、悪い側面は存在します。

また、強化されていく「移住広告」により憧れも強くなるとも思いますが、

自分自身が今後どのように生きていきたいか?その前提で選択しなければ、

イメージと違った・・・

こんなはずじゃなかった・・・

といった結果に繋がりかねません。

僕は地方が好きですし、のどかな田舎が好きです。

移住して良かったとも思っています。

しかしだからといって万人に推奨できることでもないかなと思います。

なぜなら前述した「前提」が違うからですね。

どちらでも素敵な生き方ができるし、どちらでも失敗だと感じることもできます。

みなさんが今後の選択がより良いものになるように、良質な情報発信を心がけて今後も発信し続けていきます( `ー´)ノおしまい。

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