「口コミ」は本当に信用できるのか?【口コミの”裏側”を大暴露】

現在では、インターネットの普及やSNSの浸透により、情報を求めれば秒速で知りたい情報が手元に届くようになりました。

そして、今ではほとんどの商品やサービスに、「口コミ」がなされています。

新しいお店に行くときや、初めてのサービスを受けるとき、口コミ評価は大切ですよね。

しかし、その口コミは「本当に信用できるのか」

今回の記事は、「口コミの信用性」をテーマに、考えていきたいと思います。

口コミ投稿は信用できるか

僕は以前に居酒屋を経営していましたが、その中で、

「口コミ投稿は、操作しようと思えば操作できるものもある」という事実を知りました。

その事実を知ってから、「口コミも、手放しで信用できるものではない」ということを考えるようになりました。

Googleマップの口コミ評価は、削除依頼ができる

Googleマップの口コミ評価は、実はGoogleに削除依頼を行うことで、口コミ自体を消去することもできます。

◇Googleマップとは

Googleがインターネットを通して提供している地図、地域 検索サービス。

お店検索で利用することの多いサービスのひとつ。

もちろん、実際に依頼の記事を削除するかどうかは、Googleの「口コミに対するポリシーに反していないか」で、適せん判断されますが、やろうと思えば「悪質な違反コンテンツ」としてネガティブな口コミを消去することで、コントロールも可能になるということです。

驚きましたが、実際に僕の周囲でも、「ネガティブな口コミ投稿はすべて消去している」といった方も存在します。

削除依頼は、管理人でなくともできる

この削除依頼は、Googleマップに登録した管理人でなくとも行えます。

例えば、会社本部がGoogleマップの登録を行い、お店のGoogleマップ上の管理人が本部に存在しているとしても、

管理人ではない「現場の店長」がGoogleに削除依頼を行うことも可能となります。

例えば、現場の店長が業績を上げたい時や、社内評価を上げたい時、

ネガティブな口コミの削除依頼は、管理人の許可なく簡単に行えるということですね。

実際に体験した「口コミ依頼」

口コミの削除依頼は、ネガティブな評価を消し去ることで、ポジティブな評価だけを残していく手法ですが、その他にも、例えば口コミ投稿の「依頼」などもよくあることです。

僕自身も、大手ECサイトのAmazonで、総じて口コミがよかった商品を購入し、後日届いた商品と一緒に、次のようなパンフレットが入っていた経験があります。

「口コミ評価をしてくれたひとの中から、「抽選」でAmazonギフト券○○円プレゼント!」

この時はさすがに、この口コミ依頼のことを、口コミしてやろうかと思いましたが。(笑)

「抽選」のギフト目的ならば

(とりあえず、良いこと書かないと!)

心理的にこのように考えるはずなので、やりかたは少しあくどいな~と感じたことをよく覚えています。

(商品自体は、総じて高い口コミに準ずるほどではなかったが、決して悪くはなかったし、時間を割きたくもなかったので口コミは投稿していません)

「食べログの点数」は「投稿の平均値」ではない

ちなみに、飲食店に伺う際にチェックしてしまう、大手グルメサイト「食べログ」の点数も、口コミの平均値で決まっているモノではありません。

数年ごとに点数を決めるアルゴリズム(計算方法)は変化したりするので、一概には言えませんが、

食べログの点数には、ユーザーの影響度が大きく関わっているといわれています。

食べログに投稿しているレビュアーにも、フォロワーが存在する

食べログに投稿しているレビュアーには、名前の横に(○○)といったように数字が記載されています。

この数字がレビュアーの持つフォロワーの人数であり、

この数が多いほど、投稿に「大きな影響力」を持ちます。

その他にも、「投稿頻度」や「口コミの質」など、

様々な要素で、食べログ側が独自に影響力を測っているといわれています。

これらの理由から、あまり影響力のないレビュアーがいくら高い評価をしても、「点数に変動が起こらない」といったケースが発生してしまうといえます。

口コミの確認は「答え合わせ」

外食業界のある経営者が仰られていた言葉ですが、

「事前の口コミ確認」に関するある想いを語っていたことが印象深く、今でも覚えています。

内容は次の通り。

携帯電話もない時代、初めてお店に伺うことは、

 それだけで大きなワクワクと不安を共存させた。

 

このお店はなにがあるのか。どんな料理をだしてくれるのか。

 どんな対応で喜ばせてくれるのか。雰囲気は自分に合いそうか。

 

そうやって毎回どきどきしながら、行きつけのお店を探すことが楽しかった。

 看板のないお店に至っては、そのお店に辿り着けるだけでも、喜びは一塩だった。

 

口コミやネットが浸透する前の「外食体験」は、お店に伺うこと自体、エンターテイメントそのものだった。

 

現在は、便利になりすぎてしまった故か

 失敗したくないから、できるだけ正確な情報を確認する。

実際に伺ってみて、事前に仕入れた口コミが正しかったか確認する。

 

外食体験が、今では単なる「答え合わせ」のような形になってしまっている。

 仕方のないことだけれど、少し、淋しい時代になってしまった

口コミに依存しすぎると、知らず知らずにお店の「体験価値」すらも、

奪ってしまう可能性があるのかもしれませんね。

まとめ

ポジティブな口コミが多くても、本当に良いかどうかは、体験してみなければわかりません。

個人的には、好みは十人十色なので、ある程度ネガティブな評価があっても

仕方ないことだし、健全なことだとも考えています。

だからこそ、ポジティブな評価ばかりだと、返って疑ってしまう部分はあるのではないかと思います。

また、ポジティブな口コミを過度に信じすぎてしまうと、

いざ体験したとき、期待値を大きく下回ってしまうようなしっぺ返しを食らってしまう可能性もあるでしょう。

便利なツールも程よい距離感で、使いこなしていきましょう(*^^*)おしまい

 

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