もう涙を流さない⁉たまねぎを泣かずに切る【ふたつの方法】

僕は18歳の時から一人暮らしを始めました。

自炊もしていましたが、たまねぎは本当に万能選手です。

が、しかし、ただ一点だけ難点があります。

どうしてもたまねぎを切るときに目に染みてしまう(涙が出てしまう)ということです。

これは僕も含めて、ご自宅で自炊をされるほぼすべての方のお悩みではないでしょうか?( ゚Д゚)

僕自身、なんとか改善できないかと考え、これまでに、

・切る前に流水で洗ってみる

・サングラスを装着して切る

・マスクを装着して切る

・息を止めてノールック(見ない)で切る

という対策をとったりしてきました。しかしどの対策も、結果として「これだ!」と思えるような対策は見当たりませんでした。

※論外な対策もあるかもしれませんが本人(僕)は真面目に取り組んでいました( ;∀;)

今回ご紹介する方法は

稲垣栄洋さん著書の「一晩置いたカレーはなぜおいしいのか」という本から一部抜粋してご紹介したいと思います。

こちらの本は、僕自身も食に従事している人間ではありますが、食材の起源やサイエンス的要素も多く、改めて「なるほどな~」と思うような事例も紹介されていて、おもしろいし為にもなる、個人的におすすめの本です(*^^*)

たまねぎを泣かずに切る方法(結論)

今回は結論から先にお伝えします。

①たまねぎを切る直前まで冷蔵庫に入れて冷やしておく

②電子レンジなどで軽く加熱してから切る

 

となります。では、そもそもなぜ涙がでてしまうのか?

その理由から順番にみていきましょう~( `ー´)ノ

たまねぎを切って涙が出てしまうのは「硫化アリル」という揮発性の催涙物質が原因である

「硫化アリル」とは、たまねぎの持つ甘みのある栄養成分を狙うばい菌や害虫から身を守るために備えている辛み成分を含んだ防御物質です。ただし、この「硫化アリル」はたまねぎ自身にも無害とはいえないため、たまねぎは辛味物質の元となる「アリイン」という物質を細胞の中に蓄えています。この「アリイン」には辛味はありませんが、たまねぎを切ると細胞が壊れ、細胞の中に含まれていた「アリイン」が、細胞の外に染み出してきます。そして細胞の外にある「アリイナーゼ」という酵素によって「アリイン」が化学反応を起こし、揮発性の催涙物質である「硫化アリル」に変化します。

このように、虫などに攻撃されて細胞が破壊されたときに、瞬時に刺激物質を作り出して撃退する仕組みを備えているというわけです。だから、たまねぎは通常時に染みることはないが、切ったりすると目に沁みたり涙が出たりするという訳です。

つまり、この刺激物質の「硫化アリル」を抑える(コントロール)ことが、涙を流さなくてすむ為の鍵となります。

そこで、対応策として、前述した結論となります。では、

対応策の理由をそれぞれ見ていきましょう

①たまねぎを切る直前まで冷蔵庫に入れて冷やしておく

「硫化アリル」は、温度が低いと揮発しにくい特徴があります。そのため、たまねぎを切る直前まで冷蔵庫に入れて冷やしておけば、揮発性物質の発生を抑えることができるのです。

②電子レンジなどで軽く加熱してから切る

「硫化アリル」加熱すると、辛み成分が甘み成分へ変化します。※たまねぎを炒めると甘くなるのはこの変化による部分もあります。なので、予め加熱して切ると、辛み成分として発生しにくいという訳です。

ちなみに、僕は家では、たまねぎは常温保存していて、この「硫化アリル」に苦しめられていた訳ですが、仕事場では基本的に冷蔵保存をしていたので、確かに仕事でたまねぎを切って、染みるということは今まで殆どありませんでした。。。(なんで気付かなかったんでしょうか(´・ω・`))

個人的には②より①のほうが冷やしておくだけですし、手間もかからないのでおすすめの方法ですね。

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