【成功】するには【分母の数】が大切。【仮説と検証の質を上げるのは行動量である】

いきなりですが、プロ野球選手の平均打率は、何割くらいだと思いますか?

だいたい3割でしょ

多くの方はそう答えると思いますが、3割に乗るのはプロ野球選手でも特に優れた「超一流」の方々です。

プロの中でも「3割打てたら打者として素晴らしい」と称賛されます。

たくさんのお金を頂いて、野球を生業にしているプロでも、打って3割なんですね。

社会にでると、「挑戦してみよう」という雰囲気は作られていても「なるべく失敗しないように」という言葉も、暗に含まれている気がします。

実際になにか提案してみても

「いいね。でもそれ、ほんとにうまくいくの?」

みたいな。

本当は、なるべく失敗しないように行動することが前提ではなく、新しい行動は基本失敗することが前提だと思うんですよね。

でないと少し失敗したくらいで「もう失敗できない」と保守的になってしまい、どんどん挑戦できなくなっていく。

今回は、「挑戦と失敗の分母の数」の話です。

プロ野球選手の平均的な打率

ご存知の方も多いと思いますが、プロ野球選手は打率が「3割」を越えてくると一流と言われます。

しかし、2020年度の平均打率は2.50です。

※日本野球機構より

多くののプロ野球選手が「一打席における挑戦の成功確率は、たったの25%」ということです。

毎日厳しい練習を重ね、万全の準備をしていたとしても、打てないことのほうが圧倒的に多いのです。

しかし、ここが大事だと思うのですが、打率が向けている「視線」は、「打てなかった数」ではありません。

打率はあくまでも「打てなかった数」ではなく、「打てた数」を表しています。つまり「成功」に視線を送っていると言っていいでしょう。

この成功に視線を送ることが、挑戦する上でとても大切だと思っています。

挑戦とは、不確定要素が多く存在するので、失敗はつきものです。なぜ「失敗」したのか?と原因を探る姿勢は大切ですが、失敗そのものに囚われて、落ち込んでしまうのは、再び打席に立つまでの邪念となり、足を引っ張るだけの不要な感情となります。

挑戦を支える「失敗の分母」

「いつもうまくいっているあのひと」

周囲に一人は、このように感じるひとがいますよね。

このひとは「視線の方向の大切さ」を理解しているといえるでしょう。

多くの失敗に視線は送らず、あくまで糧として、「失敗に比べれば少ない」であろう成功に視線を置いています。

結局、挑戦のプロセスは「仮説と検証」なので、成功するか失敗するかは、やってみなければわかりません。「仮説ではうまくいく」という、確率論とも言えます。

うまくいっているひとは、いちいち失敗に落ち込んだりせずに「仮説と検証」のサイクルを粛々と回転させます。そうすることで「経験(失敗)という分母」が蓄積していきます。

蓄積された分母は「仮説の精度」を上昇させるので、挑戦する数(分母)が多ければ、成功確率も上昇します。

「仮説と検証」成功のサイクル

また、「いつもうまくいっているひと」は失敗を成功の糧くらいにしか考えていないため、「失敗して嘆いてしまうひと」と比べて失敗自体が目立ちにくい特徴もあります。

失敗をネガティブに捉えていない(よって目立たない)

・失敗経験により「仮説と検証」のサイクルが回転し、次回挑戦時の精度が上昇する

・仮説の精度が上昇することで、諦めなければ成功にどんどん近づく

・結果的に多くの場合成功を収める可能性が高くなる(多くの失敗もしている)

これらが好循環し、失敗の数は多いが、その失敗を補って余りある成功も収めることができます。

ちなみに自分がどれだけ熱い気持ちを持って物事に取り組んでいても、周囲から全否定されることもあるでしょう。

しかしどれだけ周囲から反対されていても、最後の最後に成果を叩き出し、盤上をひっくり返すことができれば、みんな手のひらを返して称賛してくれます。

本を読んでいると如実に感じますが、成功しているひとや、うまくいっているひとは、人知れず膨大な数の失敗を経験していることが常です。

素晴らしいと感じる経営者や有名な方々も、本を通して読んでみると、ファンタスティックな失敗をたくさんご経験されています。

共通しているのは、心が折れるようなどんな豪快な失敗でも、それを「糧」として邁進していることです。

失敗の「原因」は重要ですが、失敗そのものに価値はないので、重きをおいていないのでしょう。

何事も「母数」が大切か

最後に主旨とは少し異なりますが、角度を変えたお話を。

昔TVで、今はご引退された島田紳助さんが語っていたことで、

今記事を書きながら思い出したので、一緒にご紹介して本記事の終わりとします。

ひとりふたりの浮気だと、心に罪悪感が生まれてしまうやろ。

そんな時は、5人10人と同時に浮気をすることで、なんのこっちゃわからんくなるんや。

つまり、心に「罪悪感」や「ネガティブな感情」があるうちは、「数が問題」なのである。

ここまで(笑)

「省みるより、攻めてしまえ」という、独特でおもしろい理論だと思います。(笑)

浮気は推奨しませんが、「母数の問題」という側面は同じなのかもしれませんね( ̄▽ ̄)

失敗に落ち込んでしまううちは、まだまだ行動量が足りていないのかもしれません!

失敗は前提であり、成功の途中なので、「当然のこと」として割り切って走っていきましょう(*^^*)おしまい

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