前回の記事で、引越しを引越し業者にお願いして行う際は、必ず「相見積もり」をとりましょう。といったお話をご紹介しました。
今回は、前回に引き続き、長くなってしまい書ききれなかった部分の補足や、「相見積もり」を取得した後、業者様に見積もりを行って頂く際の日程調整や、その後の交渉などを書いていきます。
目次
相見積もりを依頼するときの注意事項
前回でも少しご紹介した通り、引越し一括サイトなどに依頼登録を行うと、すぐに登録企業からご自身へ連絡が入ってきます。
ご連絡の内容は、主に見積もり日の日程のすりあわせです。
したがって、見積もり依頼を行う際は、下記二点に注意しましょう。
①依頼後に連絡が入ってきても対応できるよう、時間に余裕のあるときに行う
本当にすぐに電話がかかってくるので、見積もり依頼をかけるときはある程度お時間に余裕があるときに行いましょう。
②一、二週間後の自身のスケジュールを把握している状態であるときに行う
企業からの連絡の内容は、基本的に見積もりを行う日程のすりあわせになります。
したがって、すりあわせが出来るよう、今後一、二週間程度の日程は把握できている状態で臨みましょう。すりあわせができない場合、再度連絡を取り合うことになってしまいます。自分の時間も相手の時間も奪ってしまうことになるので、注意しましょう。
相見積もりの日程調整のすすめ
相見積もりを行う場合、おそらく3社~5社様と日程調整を行うと思います。
日程調整は、一日にまとめたほうが楽ですし効率的ですよね。
ここまでは、みなさん同じように考えると思います。
僕も、はじめの頃は30分刻みで業者さんに来て見積もりを行って頂いていました。
どこの業者さんも、みな同じように「他の業者さんにも見てもらってますか?」と聞いてきます。そして僕も「はい、お願いしています」と答えていました。
その時から、徐々にこう思い始めました。
業者さん同士をバッティングしないよう配慮しても、どのみち「相見積もり」をお願いしていることは伝えるんだから、最初からまとめてみてもらった方が楽だな。と。
それからは、基本的に「同じ曜日、同じ時間」で見積もりをお願いするようになりました。
複数業者にまとめて見積もりして頂く三つのメリット
複数業者にまとめて見積もりをお願いすると、次のようなメリットが生まれます。
①時間の短縮
各業者ごとに時間を設ける必要がなくなるため、大幅な時間の短縮がなされます。
②労力の減少(説明が一度で済む)
見積もりする上で必要な情報は共通しているので、質問内容ややりとりは各業者同じようなものになります。
◇例えば、エアコンは備え付けか?大型家電(冷蔵庫や洗濯機など)は全て持っていくか?など。毎回同じ説明もしなくて済むので、労力やメンタル的にも非常に楽になります。
③非常識な言い値がなくなる
他の業者と同じく見積もりを提示して頂くので、前回の僕の見積もり体験のような、業界的に非常識な言い値はなくなり、より相場観を抑えての見積額を提示して頂ける可能性が高くなります。
(ちなみに、前回の僕の見積もりは、B社とC社だけまとめて見積もりを行って頂いた)
複数業者にまとめて見積もりを頂く際の注意事項
このように、見積もりを頂く側の僕たちとしては、メリットばかりです。
しかし、一点だけ配慮しなければいけないことがあります。
それは、日程調整の連絡時に、他の業者も同じ時間で、まとめて依頼していることを予め了承頂くことです。
まとめて依頼することに抵抗を感じてしまうという方は、
どうしてもその時間しか確保できなくなってしまって、バッティングしてしまう。。。
など、伝え方を工夫すればいいと思います。
ちなみに、僕はこれまで断られた経験はありませんが、もし断られた場合は素直に違う日程で再調整しましょう。
また、あくまでこのやり方は、時間や労力の削減が目的ですが、時間や労力の削減より、抵抗感が強い場合は無理して行わなくても良いと思います。
見積もり後の交渉
見積もりが終了すると、各企業の見積もり表が頂け、交渉のフェーズに入ります。
見積金額を比較し、見積もりに来て頂いた営業スタッフと、その後電話などで交渉していきます。
ちなみに、営業スタッフも慣れているので、開口一番「他社様の金額はいくらでしたか?」と聞いてくれることも多いと思います。
他社の金額を伝えると、「もう少し頑張れるか相談してきます」と言われ、再コール後に「なんとかOKもらえました!」や「今回は難しいみたいです」と伝えられます。
これを、それぞれの営業スタッフとやりとりしていきます。
営業スタッフとのやりとりは、メンタル的にしんどい
例えばA社に「B社の方が安いから・・・」と伝え、A社に値下げ交渉をしている傍ら、
B社には「今はB社が安いんだけど、A社が相談してくれています」と伝えます。
すると今度はB社も「うちも、もう少しなら頑張れますので、何卒!」と言われたりします。
このやりとりを、さらにC社、D社、E社とも平行して行います。
ご想像の通り、粘り強く交渉を行うのはメンタル的に強くなければいけません。
また、営業スタッフは頑張って頂ける方が多いですし、
「なんとか頑張ってみるので、もし値下げできたら、うちで即決してくれますか!?」
などふるいにかけられることも多々あります。
また、粘り強く交渉を繰り返した結果、
5000円未満の値引き合戦のような「泥仕合」になっていく事もあります。
そうなると交渉のしんどさと料金が釣り合わないと感じることもしばしば発生します。
したがって、相見積もり後の交渉は、見積もり料金から「先読み」して交渉することが大切だと考えています。
料金交渉は最終着地点を予想する
前述したように、営業スタッフとのその後の交渉を粘り強く行うのは非常に大変であり、個人的には非推奨です。
よって、僕のやり方としては、見積金額から先読みして、値段の最終着地点を予想します。
そして予想した着地点を提示し「この料金に下げてくれたら即決します!」と伝えています。
この時のポイントは、自分の最終予想地点から、さらに1万円~2万円ほど低く伝えることです。
そうです。今度はこちらが「言い値」を使う番なんです。
最終予想地点が正しいかどうかは、
その「言い値」を伝えた時の営業スタッフのリアクションから、判断できると思います。
もし、「言い値でOKして頂いたら儲けもん」ですし、厳しいリアクションならば
「じゃあ、このくらい(本来の最終予想地点)ならどうですか?」と交渉していきます。
引越し日程や、引越し会社のトラックの空き状況などで交渉の素地は大きく変わるので、例えA社からお断りされても、B社はいける場合などもあります。断られた際も、なぜ断られたのか?を考え、同じ価格交渉を他社でも行うのか、多少調整するのかを判断していけばいいでしょう。
まとめ
交渉内容を見て頂いたとおり、交渉時はこちらが言い値を伝えるターンです。
もちろん非常識な言い値はまかりとおりませんが、見積表を照らし合わせて考えていると、「大体このくらいまではいけそう」といった着地ポイントが見えてくると思います。
個人的な体感としては、見積もり金額から2割ほどは削減できるかなと思っています。
お金が絡む交渉は大変ではありますが、工夫次第でスムーズに行える部分もありますので、おそれず効率的に進めていきましょう。
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