【一骨家】大分市が誇る濃厚豚骨ラーメン

大分市の人気豚骨ラーメン店「一骨家」

大分市で最も濃厚な豚骨ラーメンといえば、必ず名前があがるであろう「一骨家」。

大分市に遊びにくることがあれば、ぜひ訪れてほしいラーメン屋さんのひとつだと思う。

同店が誕生したのは1989年。僕よりひとつうえの年齢だ。

地方は20年~30年と続いているお店がざらに存在しているからおもしろい。

今回は、大分の人気ラーメン店「一骨家」のご紹介。

店内の様子

お店は「府内大橋」から徒歩三分ほど、昔はあまり目立つ看板などはなかったですが、

リニューアルして入口に大きめな看板も備わったため、比較的わかりやすくなりました。

店内は改装されているわけではなく、程よいレトロな雰囲気と、入店した瞬間に豚骨の香りがぶわっと香り、目視できる位置に厚切りのチャーシューが炙られています。

テーブルのカトラリーには紅しょうがや辛子高菜がセルフで食べられるように備わっています。

このスタイルは、関東圏にも多数出店している「一風堂」のおかげで有名だと思いますが、

九州のラーメン屋さんでは浸透したスタイルとなっています。

濃厚な豚骨ラーメン

「一骨家」はとても濃厚な部類の豚骨ラーメン。

個人的には、一幸舎やshinshinなど”博多を代表する豚骨ラーメン”より”濃厚な部類”にあり、

濃さの調整を行わずに注文すると、関東圏で有名な”家系ラーメン”の”濃いめ”に近い濃厚さで提供されます。

ちなみに、濃厚さや麺の硬さは、次の写真のように細かく調整も行えます(*^^*)

「一骨家」拘りの極細麺

「一骨家」で使用している麺は、九州のスタンダードでもある極細麺。

化学調味料無添加で断面が丸いマル麺の為、硬さの中にも独特の喉ごしを実現している。

ちなみに、毎日朝打ちされている「拘りの朝打ち麺」とのこと(=゚ω゚)ノ

「一骨家」拘りの豚骨スープ

ラーメン屋のスープには大別して「切り取りスープ」「呼び戻しスープ」がある。

それぞれ簡単に説明すると、

切り取りスープとは

”毎日、決められた容量・用法によりスープを作り、その日限りで使い切るタイプ”

対して呼び戻しスープは、

”開店当初から、絶対空にしないというスープ釜があり、毎日その釜の古いスープに、別の釜でとった新しいスープを少しずつ継ぎ足しながら作るタイプ”

「一骨家」のスープは、後者である”呼び戻し”の技法が採用されている。

この”呼び戻し”タイプは、お店の経過年数に応じて、味に独自の深みが表れ、

”経過年数”が”スープの価値”を底上げすることも特徴のひとつ。

創業から30年以上炊き続けている豚骨スープは、それだけで飲む価値があるスープだろう。

ちなみに同店では、豚骨スープだけでなく、味の決め手となる「タレ(カエシ)」も1989年の創業以来、絶やさず継ぎ足し続けている。

「一骨家」拘りの炙りチャーシュー

そして、「一骨家」の”目玉のひとつ”でもあるチャーシューは、他のラーメン店とは違い、厚みのある”炙り”チャーシューだ。

”炙りチャーシュー”は、香ばしさをプラスすることを目的として、提供直前に炙ることをいう。大分市では、炙りチャーシュー発祥の店と言われている。

「一骨家」では、ほろほろに煮込まれた厚みのあるチャーシューを、提供直前に炭火で炙ってくれる為、口の中でほろっと崩れる上に、炭の薫香が鼻腔を刺激してくれる。

ちなみに、一骨家の看板メニューの”大分濃厚豚骨ラーメン (790円税抜)”では、

おそらく王道の”豚バラ肉”の他に、スジ肉と呼ばれる”アキレス”も使用されている。と思う。(確認したわけではありません)

王道の豚バラ肉は、口の中で、”ほろっと”くずれゆく食感ですが、部位の違うアキレスは、コラーゲンをたっぷり含んでいるため、”とろんとろん”な食感となっている。この違いを楽しむのも、また一興である

脇を固めるサブウェポン(餃子・チャーハン)

主役を引き立たせるのは、いつだって脇役だ。

良いお店は、総じて脇役が良い仕事をしている。

豚骨ラーメンが同店のメインウェポンならば、脇を抱える餃子やチャーハンはサブウェポン。

ラーメン屋さんに伺うと、ついつい頼んでしまう半チャーハンや餃子、

同店では、それぞれ290円(税抜)

値付けも頼みやすい素敵なライン。

また、ランチタイムはラーメンの大盛りも無料となっている。

総じて、良心的。

大盛りにできるなら、正直ラーメンだけでもお腹いっぱい満足できますが、

ついつい、両方注文してしまいました。

味わいは、同店の豚骨ラーメンが濃厚だからか、チャーハンは少しあっさりめな印象。程よいパラパラ具合に、胡椒がよく効いている。脇役としてのバランス感覚に優れている。

餃子はひとつぶが”ぷくっと”大きめ、皮も薄皮ではないが、肉汁が多く、非常にジューシー。

九州では”博多鉄鍋餃子”が有名で、”小ぶりで薄皮”が代名詞でもあるが、これはこれで悪くなかった。

水餃子や、炊き餃子とも、相性がよさそうな餃子だと思う。

やはり、脇役は侮れない。結局、半チャーハンに餃子、そしてメインのラーメンも、豚骨スープまで完飲してしまいました。

まとめ

今回は大分市の人気豚骨ラーメン店「一骨家」のご紹介でした。

無性に濃いのを食べたくなる時がありますが、

そんな気持ちのときは、こちらのお店で間違いないと思います(=゚ω゚)ノ

気になる方は、是非足を運んでみてください(*^^*)おしまい

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