自己ブランディングな情報発信

ひまなひと、忙しくしているひと、どちらに依頼する?

例えば何かを有償でひとに依頼しようとするときや、何かサービスを受けようとするとき、たくさんある選択肢の中から、どのようにして特定のひとや企業を選択していますか?

(なんだかひまそうだな~)

(営業やアピールが多いな~)

というよりも、

(なんだかいつも忙しそうにしてるな~)

(いつも人気で埋まっているよな~)

というひとの方が、できればそのひとに依頼したいと思うし、そのひとのサービスを受けたいなと考えると思います。

これは裏を返すと、本当は忙しくなくても、忙しそうに振舞うことで、徐々に実が伴い、本当に忙しくなってくるともいえます。

「自己ブランディング」とも呼ばれるこの「アピールする力」を上手に利用することで、より大きな成果を生むことができるかもしれません。

成果を出すひとは、成果を出しているふりが上手い

成果を出しているひとでも、今後も同じように継続して成果を出し続けることは困難なことです。

例えば株指数で、超長期的な右肩上がりを続けているインデックスファンド、S&P500などでも、全体としては上昇していますが、バブルなどの一時的な大幅下落もありますし、局所的には上下の波を繰り返しながら成長しています。

しかし、成果を出し続けているひとは傍目から見ていると「周囲の影響も受けず常に成果を出し続けている」と感じますよね。

なんで自分は良い時や悪い時を繰り返しているのに、成果を出し続けているひとは上手に立ち回れるのか。自己嫌悪を起こしてしまうこともあるかもしれません。

しかし前述したように、成果をだしているひと、いまいちなひとの間にある「その違い」とは、多くの場合「自己ブランディング能力」が関わっています。

上手な情報発信

例えばコンサルティングを依頼する立場になった場合、最初の話に戻ると、

人気があり、売れているコンサルタントと、仕事のなさそうなコンサルタントでは、

多くの場合、たとえ少しくらい待ったとしても、人気のコンサルタントに依頼したいと考えることが自然といえます。

このことから、まだ人気が出ていない場合でも、人気コンサルタントのふりをすることが有効なのです。したがって、人気がでていない場合でも、「営業を行わないことが、自分を良く見せる何よりの営業」ともいえます。

人気コンサルタントのふりと言っても、「嘘をつきましょう」ということではありません。

活躍している部分や、自分が魅力に映る部分だけを切り抜いて情報発信をしていくことが大切ということです。

つまり、仕事があれば仕事をしている姿を、仕事のない時は仕事の準備をしていることを、本当に何もすることがなければ、○○の分野を調査している。といったように、意識して人気コンサルタントのように振る舞い、ホームページやブログ、フェイスブックなどのSNSを利用して情報発信し続けるのです。

そして時々、何か理由をつけて、「無料相談受け付けます」といったオファーを出して、見込み客の相談のきっかけをつくります。

コンサルタントに関わらず、「人気があるひと」は、この努力を怠ることはありません。

印象で全ては決まる

実際SNSなどでみかける「忙しそうにしている人気のあるひと」は、成果を出し続けているイメージを持ちませんか?また、そのような発信をしているひとが、自分の評価を下げるようなネガティブな発信をしているところを見たことがありますか?

自己ブランディング能力が高い、「人気があるひと」は、この努力を怠ることがないので、おそらくそのような発信は見たことがないと思います。そしてそのひとに対して、実際に抱いているご自身の印象も、悪くないはず。

見込み客のお問合せへの導線をつくることは簡単ですが、見込み客にとって、その導線が貴重で魅力的に映るようにするのは難しいことです。だからこそ、自己ブランディングを意識することによって、その環境を意識的に構築していく。人気があるひとは、この努力を怠ることはありません。

印象の力強さを理解しているからです。

また、「Fake it until you make it」という諺があります。

訳すと「あなたがそうなるまで真似をしなさい」ということで、

「成功したければ、その成功がもうすでに実現したかのように振舞えばいい」という意味です。

具体的にどうすればいいかわからないというひとは、自分自身が目指している人物やメンターが存在するなら、その行動を模倣してみることもいいかもしれません。

目指している人物との連絡手段もある場合、そのひとの位置までは引き上げてもらうことも可能です。

自分の価値は、あくまで周囲が判断しますが、その価値は自分自身で上げられます。

「自己ブランディング」を意識して、自分自身の価値を底上げしていきましょう。おしまい

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