【売上は二種類存在する】意識すべき【作る売上】とは

本題に入る前に、耳障りで手前味噌な僕のお話をご紹介します(笑)

僕は高校時代にアルバイトしていたガソリンスタンド(当時10店舗程)で

来店したお客さんに、「プラスαで、ある商品を980円で売る」という一か月間の取り組みで、社員含めた月間売上本数で全店舗中、1位になりました。

また、某大企業の靴屋さんで勤めた時も、1年余りトップセールスを築きました。

独立し経営していた居酒屋では、毎年昨年対比を10%近く更新し続けました。(3年間ですが)

売上を作る。

ビジネスを行う上で、売上を作ることは非常に重要です。

「そんなこと当たり前だ」と思うかもしれませんが、実は多くのビジネスパーソンが、売上をつくれてはいないと思っています。

今回は、僕の売上に対するふたつの考え方をご紹介します。

売上が大切な理由

そもそも売上とは何か、簡単に説明すると次のようになります。

◇売上とは

商品やサービスを提供することで得た代金のこと。

企業を経営するうえで重要な指標となる。

この売上から、商品代やサービス代(人件費)など、その他諸々の経費が差し引かれて、最終的に手元に残る利益となります。

つまり、企業経営において、売上は【全ての源泉】です。

売上がなくなれば、企業は払うべき経費を捻出できなくなるかもしれませんし、そうなれば最悪、給料も支払われなくなるかもしれません。

売上が源泉だからこそ、企業が今後も経済活動を行っていく為、また自分自身がご飯を食べていく為にも、貪欲に売上に拘り続ける必要があるといえます。

売上を生む活動は二種類存在する

売上と向き合うときに、意識すべき大切なふたつの考え方が存在します。

このふたつを理解できていなければ、その売上は「生まれたものか」「生んだものか」が区別できるようになるでしょう。

その考え方が「作っているのか」もしくは「消化しているのか」です。

営業職や販売、サービス業に従事している場合は、特に「売上を作る意識」をするべきだと思います。

作っている売上以外は、消化している

例えば、1万円の靴を欲しているお客さんがいたとして、

そのお客さんが試し履きする為に、販売スタッフであるあなたに声をかけたとします。

元々いいなと思っている靴なので、求めるサイズがあれば購入を考えています。

そして、無事求めていたサイズがあったので、購入しました。お客さんも満足そうに帰られました。

さて、この販売スタッフは、このお客さんから、売上を作ることができたのでしょうか?

残念ながら答えはNOです。この販売スタッフは、作るのではなく「売上を消化」しているだけです。

売上を作るか、消化しているかは、スタッフが機械に自動化された場合も同じ売上になるかどうかを、イメージすればわかりやすいと思います。

売上を「作る」場合

例に戻り、売上を「作る」場合

1万円の靴を欲しているお客さんがいたとして、そのお客さんが試し履きする為に、販売スタッフであるあなたに声をかけたとします。

元々いいなと思っている靴なので、求めるサイズがあれば購入を考えています。

販売スタッフがサイズを持ってくると、試着時にその靴のサイズ感や、使用している素材などの説 明もされ、自分の足に合ったサイズ感や、今後の素材の馴染み方なども教えてくれます。

自分の感覚的にも、スタッフの確認した感じでもばっちりなサイズだったので、購入することを決めます。

そして、その販売スタッフに連れられレジに向かう途中、「先ほどの素材の件なんですが~」

といって、シューケア用品の棚の方を促す。

どうやら、今回購入する靴は手入れ次第で、色合いも、馴染みやすさも変わるといい、ひいては靴そのものの寿命も長くなるらしい。

試着時のサイズ感や素材の説明も含めて、比較的信用できそうなスタッフだし、流れも自然で押し売り感もなく、あくまで「僕の為に」というスタンスを一貫してくれている。

目的の靴を買うだけにしようと思っていたけど、おすすめされたシューケア用品も購入しよう。

結果、お客さんはおすすめされたシューケア用品も購入し、また満足そうに帰られました。

上記の例から、作る売上は「能動的」に動かなければ、発生しない売上だということがわかると思います。

売上は、作ることが難しい

少し長くなりましたが、この例でいう「作った売上」はシューケア用品で、靴そのものは「消化した売上」です。

いかがでしょう?どれだけ「作る売上」が難しいかということが理解できるかと思います。

また、この1万円の靴が、その販売スタッフの提案によっては、1万5千円の靴や、2万円の靴に変わることもありますし、「買うつもりはなかったけど、もう一足買おう」といったことも起こりえます。

そうなると、「消化の売上」ではなくなり「作った売上」に化けるでしょう。

手前味噌ですが、僕が販売スタッフとしてトップセールスを築いていた1年余りは、この「作る売上」部門によるものでした。

飲食店の例「作る売上」

今回の例の他にも、例えば飲食店の場合だと、

店舗やスタッフのサービスに満足したお客さんが、違うお客さんを紹介する(連れてきて頂く)ことでできる売上や、

もう一品、もう一杯を促すことで注文を頂くプラスαの売上だったり、

お店の外で声をかけて、興味を持ってもらえて来て頂く事でできる売上も、「作る売上」です。

(キャッチが悪質な場合もあり、禁止されている地域も増えてきています)

逆に、お客さんがたくさんきてくれたはいいが、

忙しくて注文を受けるだけ、料理を作るだけ、提供するだけになってしまうと、その売上は消化している売上となるでしょう。

意識しなければ、売上は消化してしまう

ここまで見て頂いたとおり、このふたつを意識しなければ、たちまち「消化した売上」の割合が増えてしまうということです。

だからこそ、しっかり「売上を作る」意識を行い、何をするべきなのかを明確にしながら行動していくことが大切となります。

まとめ

少し酷な言い方をすれば、売上を消化することは、誰でもできることだと思います。

また、代替可能な仕事は、それこそどんどん機械による自動化もなされていくことでしょう。

しかし、「作る売上」は、その難易度に伴って価値があり、すぐに代替可能なものではありません。

仕事を通して、代替不可能になるくらい自分自身の価値を高めるためにも、頑張って「売上を作る」意識をいしていきましょう(*^^*)おしまい

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