【FP(ファイナンシャル・プランナー)三級は独学で合格できる】実際に合格するまでの勉強の仕方と投じた時間に関して解説

こんにちは☺

5月にFP三級の検定試験を受講して、昨日無事に合格通知を受け取った、管理人のちょっぷです。

今回は、僕が受講したFP(ファイナンシャル・プランナー)に関してのご紹介と、受講までに行ってきた勉強方や、時間数などを解説していきます。

今回の記事は、主に次のような方が対象になるかと思います。

☆FPに興味のある方

 

☆教養を深めたいと感じている方

 

☆資格をとってみたいけれど、あまり費用はかけたくないと考えている方

上記に当てはまる方々にとって、参考になればいいなと思って記事を書かせて頂きますので、お役に立てれば何よりです☺

それでは、本日も元気よくいってみましょう~(*^^*)

そもそも、FP(ファイナンシャル・プランナー)とは何か

FPとは、「ファイナンシャル・プランナー」の略称です。

一言でいえば、「お金の専門家」といえるのかなと思います。FPの基本的な役割やイメージは、次の通り。

☆FPとは

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。

ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

 

※日本FP協会HPより抜粋

役割として、少し抽象的な印象を抱いてしまうかと思いますが、

それだけ幅広く、お金にまつわるあらゆる事柄に関与している資格と捉えることが出来るでしょう。

FPの仕事は多岐に渡る

前述したように、FPに関係している仕事は非常に多岐に渡ります。

そしてそれらの多くは、「独立系FP」と「企業系FP」のふたつに別れていきます。

☆独立系FP

⇒自分で事務所を設け、ライフプランや資産運用のご相談や一般的な説明を行う。等

 

☆企業系FP

⇒信用金庫や証券会社、保険会社や、不動産会社などの金融系の企業で従業員として勤める。

上記は、必ずしもFPの資格が必要という訳ではありませんが、FPという資格が周囲へ信頼感や安心感を与える「価値判断」の材料のひとつにはなってくるでしょう。

FPの資格は「教養」に最適な理由

FPは、たくさんの仕事で関わることが多く、役に立つことも多く感じることでしょう。

しかし、管理人(僕)がなにより大切だと考えているのは、FPの勉強を通して得る知識は、義務教育では学べない「お金の教養」の分野ということです。

おそらく、FPを取得したとしても、実績もなく最初から独立系FPになるのは難しいと思います。

そうなると、最初は企業系FPとして勤め始めると思います。しかし、「企業系FPは幅広い分野で活躍できる」ということは、逆の見方をすれば「ひとつひとつの分野に大きく長けてはいない」という事実もあげられます。

例えば、不動産関係ならば、宅建(宅地建物取引士)を取得しているひとの方が詳しいでしょうし、税務関係も税理士の方が詳しいでしょう。

正直な所、「幅広い分野を勉強し、そのすべてを極める」というのは無理があります。どの分野にも上位種の資格者が存在すると思いますし、手広くやる分浅くなってしまうのは、致し方ないと考えられます。

したがって、個人的には「仕事に活かしたい」と考えるよりは「教養を深めたい」と考えたほうが、FPの本質を捉えているような気がしています。

そして、教養を深めるのがひとつの目的ならば、「専門分野を極める」のではなく「幅広く全体像を理解する」といったFPに求められる知識は、資格取得以前に、その勉強自体に非常に価値があるように感じるんです。

このことから、管理人はFPの仕事は教養に最適な資格であると考えています。

FP三級の合格率と試験範囲

FP三級の合格率は、概ね70%と、比較的難易度の低い資格といわれています。

よく比較対象にあがる「日商簿記三級」の合格率が概ね40%といわれていますが、直近で両方合格した僕自身も、やはりFPの方が比較的勉強時間も少なく、難易度は低いと感じました。

ちなみに、FP三級の試験内容は、学科と実技に別れており、両方に合格しなければなりません。

そして、学科・実技ともに、次の六分野から出題されています。

☆ライフプランニングと資金計画

⇒ライフプランニングの基本や社会保険に関する仕組みや内容の学習

 

☆リスクマネジメント

⇒生命保険や医療保険など、保険に関する仕組みや内容の学習

 

☆金融資産運用

⇒金融・経済の基本から、国債・株式・債権・投資信託などの金融商品に関しての学習

 

☆タックスプランニング

⇒所得税や住民税、個人事業税などの仕組みと内容の学習

 

☆不動産

⇒不動産に関する売買契約や法令、税金などに関する学習

 

☆相続・事業承継

⇒相続に関する基礎知識や関わってくる税金に関しての学習

ちょっぷが実際に勉強に使った本は下記ですが、三級の試験範囲は、下記の「FPの教科書」一冊分です。

面食らってしまった試験内容と範囲

難易度低め。

簡単。余裕。

FP三級の勉強を始める前、事前に試験難易度を調べていたときに、このような評価が多かったので、

コリャ片手間でできるな(゚∀゚) 楽勝だぜ~(゚∀゚)

こんな風に考えていました。

しかし、添付している本を購入して、読んでみた感想は、

コレ、本当に簡単か⁉覚えること多すぎるし、範囲もだいぶ広くないか⁉

です。

実際、本のページ数は約440ページもあり、中々の厚みを誇っています。(添付写真参照)

さらにその中には、記憶必須の計算式や、法律関係や税金関係の決まり事などが随所に散りばめられています。

同じように前評判に乗せられ、楽勝気分で勉強を始めてみたはいいけれど、その内容と範囲の広さに思わず「面食らってしまった」という方は、意外と多いのではないでしょうか?(僕だけではないはず。そう願わずにはいられない。)

実際に行った勉強内容と勉強時間

前述したように、多少面食らいはしたものの、本を読むこと自体は慣れているし、苦ではないため、とりあえず一回、全部読んでみることにしました。

本の中に書かれていた言葉で、

一回目は流し読みでいいから、できれば二回以上読んで欲しい。

というような文言を確認したため、それほど記憶することに力点を置かずに、

(へ~。こんな感じなんだ~。)といった形で軽く読み進めました。

そして、「FPの教科書」一度目の読本完了後、セットで紐付いている問題集を試しにやってみましたが、あえなく玉砕。やはり流し見程度では身につきませんね。

仕方ない!ともう一度教科書を、今度は、わからないところをじっくりと理解できるように心がけながら読むようにしました。

ちなみに、一回目の読本は、のんびりちまちまやっていたので、読み終わるまでに一か月程度かかりました。一回目の読本完了段階で、試験日まで約一か月となったことを覚えています。

つまり、僕が勉強を始めだしたのは、試験の二か月前ということになります。

その後、一週間程度で二回目の読本も完了。

あとはひたすら問題集を解きながら、不明点は教科書で調べて、の繰り返し。それをひたすら試験日まで行いました。

最初は面食らっていた範囲や内容も、前述した六分野をひとつずつ整理して、得意な分野から潰していったことで、途中からは試験範囲の広さや大変さは感じなくなっていきました。

ちなみに、FP三級の勉強には、上記の本以外利用していません。

また、試験前の一か月間も、基本的には一日二時間程度しか勉強しませんでしたが、それでも十分合格が狙えるだろうという余裕もありましたし、勉強時間という点でも、日商簿記三級よりも易しいと感じています。(日商簿記三級は、試験日前の一か月間は、毎日4~5時間勉強していた。)

結果的に一発合格できましたが、FP三級の試験は、後述する回答の仕方も「合格し易い大きな要因」のひとつだと考えています。

FP三級の回答は消去法で正当できる

FP三級の試験は、基本的に「三択問題」となっています。

したがって、完璧に記憶していなくても、消去法で正当確立を上げていくことができます。

運任せで選んでも正答率は33%。これはさすがに違う。と判断できるものがひとつあれば、正答率は50%に上昇します。

確かに試験範囲は広いし、法律や税務といった難しい点も含まれていますが、冷静に考えれば3択のうちひとつくらいは違うと判断できるものが多かった印象です。

また、合格点数が100点中60点以上と、他の資格に比べて合格点数が低いことも受かりやすい大きな要素のひとつなので、自信のある回答が少なくても、案外運で合格してしまうことも十分ありえるでしょう。

FP三級は独学で十分合格できる

これらの経験から、FP三級の資格の取得は、わざわざ学校に通わなくても、通信講座を受講しなくても、独学で十分に合格可能だと考えています。

お金をかけないことが素晴らしいのではなく、しかるべきお金のかけ方を意識すべきだと考えているので、お金をかけないで、資格をとろう。といったことを伝えたいわけではありません。

実際、現在勉強している「日商簿記二級」はクレアールの通信講座を利用して勉強していますし、今後取得したいと考えている「FP二級」の学習法は変えたほうが良いか考えている最中です。

しかし、必要性の低いお金はかけるべきではありません。

FP三級は独学で必ず合格できます。

元々偏差値40のちょっぷが一発で合格できたんだから、これはきっと、間違いないと思います☺

まとめ

FPを取りたいと思った最初の動機は、「教養を深めたい」といった点が一番大きかったです。

ですので元々、「仕事に活かしたい」とか、そのようなことは考えていなかったのですが、最近心境が変化してきました。

お金に関して学んでいくにつれて、この知識を誰かの為に活かせないかな。と思い始めてきたんです。

もちろん、まだまだもっと勉強すべきことは山ほどありますが、今後は独立系FPとしても、家計再生のお手伝いなどもさせて頂きたいなと思っています。

昔から周囲に言われていたのが、「お金(通帳)を預けるから管理してほしい!」といったお言葉。

信用されていて嬉しいなと感じる反面、自分ではどのように管理したらいいかわからない。とお金で悩んでいるひとが多いんだな。と感じていたのも事実です。

まだ計画段階ではありますが、最初は無償で、少しずつそのようなお手伝いもさせて頂きたいと考えています。

また、このブログで発信している内容は、「お金」をテーマとした記事もたくさんあるので、それらの記事を通して、少しでも何かのお役に立てれば、それが一番だと思います。

本日もみなさまにとっていい日になりますように☺おしまい☺

▽添付しているのは僕が勉強した書籍の最新版です。

 

 

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