こんにちは☺ちょっぷです☺
本日も元気よく書籍を紹介していきます☺
▽本日ご紹介する書籍はこちら▽
「やらないことを決めよう。」アスコム編集部
目次
本書の内容
さて、みなさんは毎日の行動の中で、「やりたいこと」と「やりたくないこと」を区別したときに、
どちらの箱の中がより多くの行動で溢れていきますか?
おそらく多くのひとは、「やりたくないことの方が多い」と答えるのではないでしょうか?
○やる気のない仕事
○面倒な家事
○気の進まない人付き合い
などなど、本当はもっと充実した毎日を送りたいと思っているのに、
「やりたくないけど、やらなければいけないこと」
がたくさんあって、なかなかうまくいかない。そんな方が多いのが実情ではないでしょうか?
本書は、そんな「やりたくないこと」という箱の中をからっぽにして、「やりたいこと」の箱の中を増やしていく。
そのために必要な「ある法則」を元にした、実践法などを記している内容となっています。
今回の記事は、
○人生を、より有意義で幸せなものにしたい
○やりたいことのために、時間もエネルギーも集中させたい
そんな方に、ぜひ見ていただきたい内容となっています☺
本書の構成
本書の構成は第一章から第六章までで構成されており、
どの章でも、本書でご紹介される「ある法則」に則って進められていきます。
その法則とは「LOVE」と「NEED」で十字の線を引いて作成する「四つの箱の法則」というもの。
LOVE…ご自身が愛すること(もの)
NEED…ご自身が必要だと思うこと(もの)
↓下記画像参照
この図を利用することで、
”LOVE”で”NEED”なこと、”LOVE”なこと
”NEED”なこと、”LOVE”でも”NEED”でもないこと
という「四つの箱」に分類することができるようになります。
この四つの箱を利用することで、
ご自身の人生にとって、大切なものや、幸せを得るカギとなるものが整理できると本書は伝えています。
なぜ”LOVE”と”NEED”なのか?
ここで疑問に感じるのが、毎日の生活や行動を、”LOVE”と”NEED”だけで分類してしまっていいものなのか?
それに関しての疑問は、本書の中で「問題ない」と断言されています。
なぜなら、人間が本来持っている欲求は”LOVE”と”NEED”だけで満たすことができるからで、
人生で大切なことは実はとても単純だと説明されているからです。
ここは大切な部分かと思いますので、
本書の内容も抜粋しながら、少し詳しく解説していきます☺
”幸せの基準”の測り方
そもそも幸せには明確な基準がありません。
例えば、お金持ちや社会的地位のある方が、「それだけで幸せか」と問われると、全員が全員「そう」だとは答えないでしょうし、
それらをまだ掴んでいない方々も、全員が全員その状態こそが「幸せ」だと考えている訳ではありません。
その他にも、素敵なパートナーと一緒にいることや、健康であること、大切なひとに囲まれていることなど、ひとによって幸せの尺度や基準は様々でしょう。
しかしだからこそ僕たちは、ついつい他人と比較してしまいます。
幸せの基準が明確ではないので、ひとと比較することで、自分は幸せなのかどうかを知ろうとするんですね。
○あのひとよりは仕事ができる
○このひとよりは恵まれている
○彼よりは、自分の方が頭がよさそう
○ほかの人より、良い家に住んでいる
などなど。心当たりがある方も多いのではないでしょうか?☺
幸せは、人と比べても仕方ない
しかし、どれだけ他人と比較して、”自分は恵まれている方だ”、”幸せな方だ”、と感じても、あまり意味はありません。
なぜなら幸せを他人との勝ち負けで競っても上には上がいますし、一番になることはほぼ不可能で、いずれ空しくなってしまうからです。
だからこそ、他人ではなく自分自身に目を向けてあげることが大切なんですね。
他人のものさしではなく、自分自身のものさしではかる。それが幸せになる唯一無二の方法です。
それさえわかれば答えは簡単で、自分が愛するものを選んで、生きていけばいい。それが幸せになるための直線ルートだと、本書では解説されています。
しかし、ここでも一点、疑問が湧いてきますよね?
「確かにそれは幸せだろうけど、でもそれだけで、生活していけるの?」
愛するものと、必要なもの
理想論は、自分が好きなこと、愛することだけをやって生きていく。
確かに幸せな生き方でしょう。でも、現実はそれほど甘くありません。
残念ながら、好きなことだけをし続けて生きている方は少数派で、ほとんどの方は好きな仕事だけをし続けている訳でもなければ、愛する仲間だけに囲まれている訳でもありません。
生きていくために必要なことや、面倒だけど必要な仕事もあります。
それが、”NEED”の部分。
つまり、本書の法則「四つの箱」にとって最も重要なことは、
自分が”LOVE”を感じるか、自分が”NEED”だと思っているか、ということなんです。
”LOVE”と”NEED”の四つの箱
ここまで見て頂けたら、人生にとって大切なことは、”LOVE”と”NEED”で分けることができることがある程度理解できてきたと思います。
では、実際にこの”四つの箱”の中に、自分の行動を入れてみてください。
○”LOVE”で”NEED”なことは右上の金の箱へ
○”LOVE”なことは左上の銀の箱へ
○”NEED”なことは右下の灰色の箱へ
○”LOVE”でも”NEED”でもないことは黒い箱へ
いかがでしょうか?
もうお分かりかと思いますが、本書の目的は、金銀(主に金)の箱の割合を増やし、黒と灰色の箱をなくしていくこととなっています。
「黒い箱」には、何が入っているのか?
分けてみて感じるのが、「黒い箱」の中身だと思います。
「好きでも必要でもないことなんて、そもそもやっていない」
なんて思う方もいらっしゃると思いますが、実はそんな方でも黒い箱の中には「何か」が入っているものです。
例えば”忘れ物”や、”喧嘩やトラブル”、”愚痴を聞かされた”ことや”なんとなくテレビを見ている時間”といった日常生活でのこと、
”事務的な朝礼”や”毎週の会議”、”付き合いの食事”などなど、仕事関係でも入っているかもしれません。
これら「黒い箱」の中にはいっているものは「時間泥棒」になってしまうものなので、
ある程度の忘れ物など、どうしようもない点は潔く諦めるといった選択になるかもしれませんが、
仕組化して改善していける部分があるならば、徐々に無くしていく努力が必要となります。
大切なことは、時間泥棒な「黒い箱」を、極力からっぽにするという意識を持つことです。
習慣は意識から作られ始めるので、その意識を持つことで、確実に黒い箱の中身は減少することでしょう。
人生の大部分を占めている「灰色の箱」
黒い箱を整理した後は、灰色の箱に注目してみましょう。
おそらく多くのひとは、この「灰色の箱」が人生の大部分を占めているのではないでしょうか?
逆に言えば、「灰色の箱」を減少させることができれば、その分「金の箱」や「銀の箱」の割合が増えるので、人生が好転するきっかけとなると言えます。
本書の中では、「灰色の箱」の中身を、「金色の箱」に入れるための考え方などがご紹介されています。
例えば、当たり前のものがなくなることを想像してみる、など。下記抜粋
”トイレットペーパーを買う”ということは、好きでも嫌いでもなく”NEED”である「灰色の箱」に当たると思いますが、では、このトイレットペーパーが、”どこも売切れで買えなかった”という事態を想定したらいかがでしょうか?
通常、そこにあるべきものがなくなったとき、ひとはそのものの価値を「再確認」する傾向があります。本当に必要なものであれば、”ない”ことを想像すれば、”LOVE”に思えてくるのです。
僕の好きな作家の本田健氏は、”幸せとは、今この瞬間や状況に感謝できている状態のこと”と伝えられていますが、
僕たちの生活を囲む、様々な”当たり前”に対しても感謝できる心の状態が作れるならば、それ以上の幸せはないのかもしれませんね。
「銀の箱」の中身も、「金の箱」の中へ
本書では「灰色の箱」同様、「銀の箱」の中身も、「金の箱」のなかへ移動するよう努め、「金の箱」の最大化を図っています。
銀の箱は”NEED”ではないけど”LOVE”なものです。
つまり、”好きだけど、必要ではない”ということですが、
それも、見方を変えたり、大きく考えたりすることで、「金の箱」に移動することができるといいます。
例えば、音楽が好きで自分で曲を作っているとします。それは”LOVE”なことですが、あくまでも自己満足の世界でしかありません。
でも、それにもっと大きな夢を持たせることは可能です。自分の音楽で多くの人を元気にしたい。と願えば、それはLOVE&NEEDになります。
ベストセラーの本を出したい。それは「より多くの悩みを解決したり、楽しい気持ちになってほしい」ということ。
おいしい料理を提供したい。それは「食べてくれるひとを、幸せな気分にさせたい」
このように、”LOVE”なことに”NEED”な意味を持たせる習慣が身につけば、「銀の箱」から「金の箱」へと移動してくるようになるでしょう。
本当に幸せになるためには、”LOVE”だけでは足りない
たとえば、一か月後に旅行に行くとします。ここで本当に楽しいのは、もしかしたら旅行自体ではなく、準備している一か月間かもしれません。
どこへ行こう、何をしよう、どんな服を着ようなど、いろいろ考えるのは楽しいものですよね。
もちろん旅行自体も楽しいと思いますが、実際は夢見たほどではない場合だってあるかもしれません。
それは、休日を楽しみに働くのと同じです。楽しい休日のことを考え、大変な仕事を頑張る。
でも実際に休みがきてみると、考えていたほど楽しいものではなく、一日中寝ていただけだったなんてこともあるでしょう。
もし毎日が休日だったら、それこそ飽きてしまい、日々がつまらなくなる可能性もあります。
仕事があるから、休日が楽しくなる。大変なことがあるから、楽しいことがより楽しみに感じられる。
つまるところ、本当に幸せになるためには、”LOVE”だけでは足りないんですね。
まとめ・書評
本記事で触れた内容は、主に第一章~第二章までで、あくまで”さわりの部分”のみの解説とさせていただきました。
第一章で解説される”LOVE”と”NEED”の「四つの箱の法則」に関しては、納得できる部分も多かったんですが、
第六章までの約300ページが、すべて「四つの箱」に関連する内容のため、ひとによっては後半から、若干お腹一杯気味になるかもしれません(;’∀’)
もちろん、全体を通した内容そのものは、正しくて良いことを伝えているなと感じました☺
○やりたいことができていない
○自分の人生を思い通りに生きられていない
そのように感じている方は、一読する価値があると思います☺
少しでも気になった方は、ぜひ一度手に取って読んでみてください☺おしまい。