【複業家のパイオニア】生き方・働き方の新提案⁉書籍紹介【出世しなくても幸せに働けます】

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人生は成り行きでいい。

今の仕事にやりがいを感じない。

まだ天職に出会えていない。

このような悩みを抱えて、苦しんでいるひとは多い。

新型コロナウイルスの感染拡大が物語っているように、

世の中は予測不可能なことが起こります。

そしてそれは、人生も同じ。

そんな人生に、本当に目的は必要なのだろうか。

人生は、成り行きでいい。

成り行きで通ってきた道に、

自分で意味付けするだけでいい。

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こんにちは☺ちょっぷです☺

さて、今回ご紹介する書籍、

「出世しなくても、幸せに働けます。」は、

「複業家」である著者のユニークな働き方、生き方を伝え、

これまで視界に入ってこなかった「新しい選択肢」を具体的に教えてくれる書籍となっています。

それでは本日も、元気よくいってみましょう☺

 

参考著書 : 出世しなくても、幸せに働けます。

著:中村龍太氏

本書の内容

「複業家」とは、一つの仕事だけでなく、
いくつかの仕事を掛け持ちしながら働く人のこと。

そのパイオニアとして知られる著者は、
現在、IT企業のサイボウズで週4日働きながら、自営の農家で人参を育てたり、
依頼があればドローンで動画撮影をしたり、パエリアづくりを教えたりもしている。

本書では主に「複業」の仕事内容や報酬体系、

現在に至るまでの半生(仕事人間時代の苛烈な出世競争や大いなる挫折等)、

「複業家」として様々な”人体実験”を通して辿り着いた、

「複業の芽の見つけ方・育て方」など、どれも具体的かつ丁寧にご紹介されている内容となっています。

誰しもみんな、すでに複業家

こういった書籍を読んでみると、おそらく多くの方は

「このひとだから、できることだよね。自分には難しい」

と感じてしまう方が大半でしょう。

しかし著者は、すでに誰しも複業家であると伝えています。

当人がただ単純に気付いていないだけで、複業家としての素質やタネは、誰しもみんな持っていて、

そのタネを芽吹かせ、どうやって育てるか、

だけだと。

しかし、誰もそれをわかっていないし、教えてくれないから、気付いていないんですね。

でも、ここで感じるのが、「ひとつの会社に勤めているだけでも大変なのに、何個も掛け持ちするなんて、絶対に無理!」ということではないでしょうか。

本書の中では、そのような懸念点に関しても解説されていますが、

まず初めに「副業」と「複業」の違いについて、正しく理解する必要があります。

副業と複業の違い

「副業」と「複業」の具体的な違いは以下の通りです。

副業

位置付け :サブ、主に対して副

主目的  :食べるため、稼ぐため

得るもの :副収入

対象   :収入が得られる業務が対象

複業

位置付け :マルチ、すべて並列

主目的  :自分らしい個性的な経験を積む

得るもの :収入、スキル、信頼

対象   :すべての価値創造活動

上記の中でも、特に決定的な違いは、副業が本業の収入を補填するサブ的な仕事という位置づけであるのに対して、複業はすべての仕事の位置づけが並列ということです。

また、複業で得られる対価は金銭に限らないといいます。収入がなくても、自分らしい経験を積めたり、スキルや信頼を獲得できればそれでいいものもあると。

実際に著者がご紹介している複業活動の中には、一回15万円以上の高報酬のものから、一回500円と非常に低報酬なものまで、実に様々なものが複業として紹介されています。

金銭的報酬ばかりに重きを置かず、その活動を通して自分は何が得られるのか、何を得たいのかが明確で、

その価値が金銭以外のものであるならば、あえてその活動では金銭的な報酬は下げているものもあるのです。(その活動に責任を持つために、低報酬にはするけれど、無料にはしていない)

ゴミ出しや犬の散歩も複業活動?

自分らしい活動や、価値の創造といっても、なんだか難しそうで、なかなかイメージできない方も多いと思います。

この”価値創造”とは、自分なりの工夫や視点を、その活動に加えているかどうかの違いで、

つまるところ”どんな活動を行うか”ではなく、その活動を”どうやるか”が重要だといいます。

そして、それらの工夫が加えられたとしたら、ゴミ出しや犬の散歩であろうと、立派な価値創造活動となります。

同じような考えで、家事を効率化して独自のノウハウにまとめた人は、実際に「お片付けのプロ」や「時短料理のプロ」として、世に出て活躍していますよね。

冒頭でお伝えした”誰しも複業家”という言葉は、決してウソではありません。

日常生活を見渡すだけでも、複業の芽はいくつもあるのです。

”犬の散歩”が仕事になる

では実際の例として、

著者の知り合いの方で、複業のタネに気付いた方のお話をご紹介します。

その方は、犬の散歩が大好きな女性。

その方の本業は会社員でしたが、朝と夜に2時間ずつ、犬の散歩をしていたそうです。

長時間散歩をしているため、その界隈では「犬の散歩好き」として知られる存在となり、犬友も増えていきました。

そんなある日、近所に住む犬友から「多忙で、中々犬を散歩に連れて行けない」という悩みを聞いて、散歩好きな自分が連れて行こうかと声をかけたそうです。犬友も最初は遠慮したものの、散歩に連れていけない犬の気持ちを考え、思い切って頼むことにしました。

彼女にとっては犬友の役に立つだけで十分だったのですが、後日その犬友から謝礼を渡され、”犬の散歩”がお金になることに驚いたそうです。

そして、犬の散歩代行を行うペットシッターという仕事があることを知った彼女は、資格取得後に会社の休日を利用してペットシッターの仕事を初めました。

その後、もっとペットシッターの仕事を増やしたいと思った彼女は、会社に相談し、正社員から週4日の契約社員に転身し、ペットシッター業を週3日間始めることにしました。

彼女はまだ、ペットシッター業だけで食べているわけではありませんが、週に3日間自分の好きな時間を過ごせる分、残り4日間の契約社員の仕事も張り合いが増し、以前よりも満足度、充実度が高いと振り返っていると紹介されています。

一つの会社だけで、すべてを満たすことは難しい

「仕事に何を求めるのか?」

その答えはひとによって様々で、単に「収入だけ」といった方から、やりがいや周りからの感謝、自己成長と答える方もいるでしょう。

しかし、ひとつの会社で、それら様々な要素を満たすのは難しいものです。

例えば、やりがいはあるけど給料が低かったり、

給料は高いし安定しているけれど、毎日同じような繰り返しでやりがいや成長を感じられなかったり。

そういった、ひとつの会社では充足できない要素を、別の仕事で埋めることができるのが、複業の何よりの効果といえます。

だからこそ、複業の報酬内容は「金銭」に限らないのです。

選択肢は無数にある

思いもよらない逆境や、仕事上のミスなどが生じると、人生に深い絶望感を感じたり、不安や後悔の念に苛まれたりすることもあるでしょう。

本書の著者も、複業家となる前は、本業一筋で苛烈な出世競争を闘い、そこで二度にわたる失敗を喫して、うつ病寸前となって人生のどん底を味わったと語られています。

ひとつの物事に熱中したり没頭したりすることは、非常に大切なことではありますが、

時としてその状態は、人生の選択肢そのものを狭めてしまうこともあるのかもしれません。

著者は社内でどん底の中、社外に目を向け始めます。そこで複業のタネに気付き、時間をかけて育てていったことで、

少しずつどん底から抜け出せるようになったといいます。

人生は成り行きでいい

変化の激しい現代で、さらに新型コロナウイルス等、感染拡大に伴う対応にも迫られ、いよいよ予測不能な時代となってきました。

流れの早い今の時代において、複業という選択肢は、さらなる注目を集まるのかもしれませんね。

流れに逆らわず、固定観念に囚われず、すべきこと、やりたいことを行なっていく。

その着地点として、複業家というものはあるのかもしれません。

【人生は成り行きでいい】という言葉には、もしかしたらそのような意味も込められているのかもしれませんね。おしまい。

 

 

 

 

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