「速読」

「読書量」と「時間」~2021年の目標~

↑前回のお話の続きになりますが、僕はどちらかというと、本はじっくり読みたい派であり、速読に関しては、「そんなはやく読めるなんて凄いな~、でも本当に内容が頭に入るのかな?」と、尊敬しつつも、疑問にも感じていました。

ですが、前回の記事でもお伝えした通り、より多くの本を読んでいきたいと思っているので、できるかはわからないですが、今年から速読を意識しつつ、よりたくさんの本を読んでいきたいなと考えています。

そこで今回は、「速読」のテーマで、いくつか本を読んだ中で、わかりやすかったこちらの本を元に「速読」に関して記事にしていこうと思っています。

参考 角田和将さん著書「速読思考」

速読に対しての苦手意識

僕は、基本的に速度を上げるとインプット量は落ちると思っていました。せっかく購入した、興味のある本なんだから、早く読むことよりも、その本の内容をより深く理解することの方が大切だと考えていたためです。

しかし、今回読んだこちらの本の中に共感できる話があったので、僕の考えが少し変わりました。

そもそも人間は基本的に忘れる生き物です。有名なエビングハウスの実験では、人は一つのことを20分で42%忘れ、1日たつと74%を忘れているようです。本を読んだり、セミナーを受けたりすると、その日は高いモチベーションに包まれるのに、翌日になると一気に冷めているというのは誰もが経験していることではないでしょうか。本を一回読んだだけで、その内容を100%覚えられる人など、ごくまれでしょう。

重要なのは、本を読むスピードが、その内容を覚えられるかどうかを左右することはないという事だと思います。いくらじっくり読んでも、忘れるスピードはコントロールできないからです。

理解=記憶という誤解

著者は前提として、大半の方が理解という意味を誤解しているといいます。理解と記憶は別物であり、理解とは、端的に言うと「知識と経験を基に、知恵を生み出すこと」だといいます。

たとえば文章中に「大儲けした」という表現があったときに、過去に億単位を儲けた経験がある方は億単位をイメージすると思いますし、一方で月収20万円で生活している方は、数万円が大儲けだと思うとおもいます。

つまり、同じ言葉であっても、違う理解が生まれているわけです。

よりたくさんの情報を浴び、認識の幅を広げ、理解として知恵に昇華させ、実行に移していく。

そしてそのスピードを速くするために、「速読」は役に立つという事です。

さらに「速読」を行うことで、脳の特徴の一つである「汎化作用」も起こります。

脳の汎化作用

汎化(はんか)とは「ある特定の刺激と結びついた反応が、別の刺激に対しても生ずる現象」のことです。つまり「速読」により、一つの処理作用がスピードアップすることにより、他の処理作業も引っ張られるようにスピードアップしていくということです。

本を読むときは、予めその本に対して期待値を決めておく

先のエビングハウスの実験に戻りますが、本を読む際は、そもそも忘れることが前提にあり、その上で、どれだけ必要な知識や情報を脳に定着できるかどうかが大事かなと思っています。

そして、著者が本を通して本当に伝えたいコアメッセージや、自分自身がその本を読むにあたって知りたいテーマや情報など、予め意識して読んでいくのも一つの手法だと思いますし、本によっては水増しされていることもあったりするので、時間効率を考えると、そこに気付けるかどうかも大切になってくるかなと思います。

では次に、本に記載されている速読の具体的なポイントをご紹介します。

速読の3原則

速く読むには、3つのポイントがあります。

①見る幅を広げる

②瞬間認識

③視点移動

①に関しては、1文字よりも数文字、数文字よりも1行、1行よりも1段落、というように、一瞬で目に入れる範囲を広げていくということです。

②に関しては、言葉の意味を瞬時に理解することで、同時に意味を読み取れる言葉の数が多ければ多いほど、文章全体の理解も速くなるということです。

③に関しては、文章を読むときの目線の動かし方のことです。目の周りの眼筋を鍛えることで速くなるそうです。(文章では説明し辛いので、検索したらたくさんでてくるので気になる方は確認してみてください)

これらのポイントをみてみると

「速読」を行う上で、大きなポイントは、「読む」から「見る」への切り替えということかなと感じます。日本では子供の頃から、国語の授業などで「なぞり読み」を行ってきているので、読むことには慣れていますが、見て理解することには慣れていないので、①~③のポイントを意識しながら、見て理解へのシフトチェンジを行っていくことが、速読技術の上達に繋がるのかなと思います。

結論:僕の考え

何度もお伝えしていますが、結局早く読んでもじっくり読んでも、殆どの内容は忘れますし、読むスピードが忘れるかどうかをコントロールすることも難しいので、必要な情報を速く取り込んで次に進んだ方が時間効率も良いですし、脳の汎化作用により全体的なパフォーマンスも向上することがわかったので、今年から「速読」を意識した読書を進めていこうと思います。

読むスピードを1.5倍まであげれば年間目標の180冊は達成できるので、頑張っていきます(*^^*)

本日もありがとうございました。

 

 

 

 

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